ほそやしブログ

書きたいことを書きたいように書く、雑記ブログです。

1/15(火)の記録 摂食障害

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おはようございます。ほそやしです。

 

 

昨日の夜、18日ぶりに過食嘔吐をしてしまった。

 

 

過食嘔吐をするようになってもう9年ぐらいになるんだけど、最初のきっかけは20歳の時、僕は父と離婚した母と二人で暮らしていたんですけど、母は僕が物心ついたときからギャンブル依存症でそれが原因で毎晩父と夫婦喧嘩していました。

 

 

なので、僕は小さいころから父と母の夫婦喧嘩を子守歌代わりに寝ていました。

 

 

そんな生活が毎日続いていたので、幼稚園~小学生に上がるころには子供ながらに「父さんと母さんが毎日喧嘩しているから、自分はわがままとか言わずに良い子でいないといけないんだ」と、思うようになりました。

 

 

今になって思うとちゃんちゃらおかしいことなんですけど、その当時の僕は「自分を殺して良い子にする」のが最善な方法だと思っていたので、デパートとか遊園地とか動物園(そもそも連れて行ってもらった記憶が各1回ぐらい)に遊びに行っても、普通の子供だったらお土産コーナーを見つけたら、あのキリンさんのぬいぐるみ買ってぇ~!とか、だだをこねたりすると思うんですけど、なんかやっぱり「わがままを言っちゃいけない」って、思い込んでいたのでお土産コーナーを見つけても、あれが欲しいこれ買ってとかは言わずに大人しくしていました。

 

 

まぁ、僕が勝手に両親に対して気を使っていただけなので、両親からしたらなんでお土産買ってぇ~とかねだらないんだろう?と不思議に思っていたかもしれないです。

 

 

そんな感じで幼稚園→小学校→中学校→高校と過ごしてきて高校を卒業するころには、周りに対して気を使いすぎてしまう、そして他人の評価を気にしすぎてしまう「自己評価の低い男」ができあがっていました。

 

 

それで冒頭に書いた過食嘔吐をするようになったきっかけに戻るんですけど、高校卒業後に僕はある企業に就職して母と二人暮らしを始めました。母じゃなくて父と一緒に暮らすか、それとも一人暮らしをするか自分なりに悩んだんですけど、一人暮らしはそもそも一人暮らしを始めるだけの貯金も無かったので、早々に候補から外しました。高校の時にバイトはしていたんですけど、バイト代は殆ど母のパチンコ代に使われてしまったので、貯金がなかなかできなかったと言い訳しておきます。

 

 

まぁ、社員寮がある企業に就職していれば一人暮らしっぽいことも可能だったと思うんですが、なんとなく社員寮に入るのはその当時の僕は嫌だったので一人暮らしは諦めました。

 

 

じゃあ、一人暮らしが無理なら父と母どっちと一緒に暮らすか決めないといけないんですけど、普通に考えたら「父と一緒に暮らすほうが平和な暮らしができる」と僕は思いました。なぜなら、父はギャンブルをしないし酒も飲めない人なので小さい問題は起こるかもしれないけど、少なくとも母と暮らすよりはリスクが少ないなぁと。

 

 

でも、そこまで分かっておきながら僕は母と暮らすことを選択しました。我ながらご乱心もいいところだと思います。ただ、その時はなんとなく父との離婚を機に母が少しずつ変わっていくんじゃないかという、淡い期待をしていました。実際母と一緒に暮らしてみて本当に淡い期待だったと後日、思い知りました。

 

 

現状維持、いい方向に変わっていくのならまだしも離婚してから前よりもっともっと悪い方向に変わっていきました。毎晩のようにパチンコ代をせびられ、渡す金は無いというとおじいちゃんの所(母方のおじいちゃんで家は僕が住んでいる家から自転車で15分ぐらいのとこ)に行って借りて来いと言われ、それもできないと言うと喚き、暴れ散らして手首を切ろうとしたり、精神安定剤を多量に服用しようするので、それを止めるのが本当につらくて辛くてストレスで「なんで俺ばっかりこんな目にあわなきゃいけないんだよ…」って、毎回思いました。

 

 

でも、世の中には僕よりもっともっと日々、つらい思いをして生きてる人がいるから雨風しのげる家があって、生活費もかなり切り詰めていたので、毎食ふりかけご飯と特売の野菜を買って作った味噌汁しか食べれなかったんですけど、それでも一応お腹を満たすことができてる自分は幸せではないけど、まだ恵まれていると思って生きてました。

 

 

そういう生活が続くと段々体もやせ細ってきてしまい、もともと標準体型で太ってはいなかったんですけど、高校の時から比べて10㎏ぐらい瘦せてガリガリになってしまい、その体で成人式に行ったんですけど、成人式で久しぶりに会った女友達に「○○めっちゃ足細いじゃん!羨ましいわぁ~」って言われたんですよ。なんかその一言が僕の中ですごく嬉しいっていうか、いわゆる自己肯定感が満たされた感じがしたんですよね。

 

 

さいころから自分に自信が持てなかった僕が唯一他人に誇れることが見つかった気がしました。

 

 

この他人に褒められた経験が僕が過食嘔吐をするようになった、小さなきっかけだと思います。

 

 

痩せていれば自分は他人に認めてもらえる、痩せていれば自分に自信を持つことができるという歪んだ価値観を自分の中で生んでしまいました。ただ、この頃はまだ過食嘔吐も過食もしていませんでした。かといって、痩せた体を維持するための極端な食事制限、過活動というたくさん運動してカロリーを消費することもしていませんでした。

 

 

成人式を終えて、また金をせびられる毎日を送っていたんですけど、ある時僕と母が一緒に暮らし続けていくことは僕にとって悪影響を与えるということで、区の制度を使ってお互いひとりで暮らせるようになりました。

 

 

お互いひとりで暮らせるようになって、僕が感じたことは毎月貰える給与は変わってない、かつ今まで買いたくても買えなかったもの、食べたくても食べれなかったものを買ったり食べて、ひと月生活しても「えっ?こんなに金が余るの?」って衝撃を受けました。それと同時にあぁ~今までどれだけの金をせびられていたんだろう…って、また衝撃を受けました。

 

 

「お金の余裕は心の余裕を生む」って、どこかで見たことがあるんですけど一人暮らしを始めてからは本当に平和な日々が続いていました。続いていたんですけど、今まで食べたいものを我慢してふりかけご飯と味噌汁しか食べていなかった反動で、コンビニで売ってる菓子パンとかお弁当、レジ横に売っているホットスナックetc.…とにかく何を食べてもめちゃくちゃ美味しくて、毎晩のようにコンビニやスーパー、お弁当屋さんとかで弁当、惣菜、お菓子、アイス等を買い込んでドカ食いするのが楽しみになってしまいました。

 

 

仕事が結構体力を使う仕事だったのですが、それ以外は基本的に運動する習慣がなかったので、僕の体は日に日にぶくぶくと太っていきました。短期間で一気に太ったので脇の下や足の付け根に肉割れができるほどでした(45㎏→72㎏まで太りました)。

 

 

 

「このままドカ食いを続けていたらどんどん太ってしまう…」

           

 

「太ってしまったら自分が唯一他人に誇れることがなくなってしまう…」

 

 

最初はドカ食いをやめてダイエットしようと思って、仕事終わりに1時間ウォーキングをして、食事も母と二人暮らししていたころまではいかないけど味が濃くない、脂が少ないメニューを自炊したり買ってきて食べていました。ただ、やっぱりダイエット生活を続けていくと段々食べたいものを食べれないストレスが溜まってきました。昔みたいにお金に余裕がなかったら我慢できたかもしれないんですけど、上述したように一人暮らしを始めてそこそこお金に余裕が出てきているので、食べたいものを買ったり作ったりするための食材費はあるのに、「ダイエット中だから我慢しなきゃ」っていうのが凄くストレスでそれに耐えられなくなるとドカ食いをしてしまい、食べ終わった後に胃が痛くなるほどパンパンになった、お腹を見て「あぁ、せっかくダイエットしてるのにまた太っちゃう…」って自己嫌悪と激しい後悔が襲ってきました。

 

 

 

 「次はドカ食いをしないようにしよう」と思ってダイエットを再開するんですけど、またしばらくするとドカ食いしたい衝動が襲ってきて、その衝動が抑えられなくて結局ドカ食いをしてしまい、その度に自分を責めていました。

 

 

まだ、摂食障害って心の病を知らなかったのでドカ食いって表現をしていますが、今思えば「過食症」になっていたと思います。

 

 

ダイエット生活→ドカ食いのサイクルをやめられないまま半年ぐらい過ぎたとき携帯で2ちゃんねるを見ていた時に「過食・過食嘔吐」ってスレッドが目に留まりました。そこには僕と似たような苦しみを抱えている人の書き込みがたくさんあり、僕は暇さえあればそのスレッドを見るようになりました。

 

 

スレッドを見ていくうちに僕のように過食だけをする方と過食した後に食べたものを嘔吐する方がいることがわかりました。初めてその書き込みを見たときは自分の意志で食べたものを吐くことなんて本当にできるの?って思ったんですけど、結構過食した食べ物を自分で吐いている方は多くて、「吐き方・吐きやすい食べ物・吐きにくい食べ物・食べる順番etc.…」色々な情報が書いてありました。

 

 

それを見たときに本当にここに書いてあることができるなら、今みたいにストレスを抱えながらダイエットをしなくても済むんじゃないか?って思って、しかも今までみたいに過食しても太らないで済むんじゃないの?って本当に愚かなことを考えてしまいました。

 

 

※これより下は汚い表現が含まれていますので、食事中の方やそういった表現が苦手な方は閲覧を控えたほうがよろしいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

そして休み前日の仕事終わりに僕はスレッドに書いてあったことを参考にして食べ物を買い込み、ちゃんと食べる順番を守って過食をしました。食べ終わった後、僕はトイレに向かい便器の中に顔を突っ込んで自分の口に左手を入れて喉ちんこを刺激するように手を動かしました。しばらく刺激していると気持ち悪いときに起こる「オウェッッ」って感じがやってきて、胃の中にある食べ物が食道を逆流してくるのを感じました。そのまま何度か繰り返していると、今までとは違った激しい逆流を感じて「ぶはぁっ!!」って、音とともに胃の中にあった食べ物が便器の中にぶちまけられました。初めてだったので、吐しゃ物が便器の中以外にも飛び散りトイレ全体がゲロ臭くなりました。でも、その時の僕はトイレや洋服が汚れたことよりも食べたものが吐けたことの喜びが大きくて、そんなことは気にせずにそのまま吐き続けました。

 

 

吐き続けていると段々吐しゃ物が食べ物の味だったのが酸っぱい味に変わってきました。僕はスレッドに書いてあったことを思い出して「あぁ、これが胃酸の味なのかな」と思い、ということはもう少しで食べたものを全部吐ききれると考え、正直初めての自己誘発性嘔吐だったので、結構体も辛くなってきてたんですけど頑張って吐き続けました。←全然頑張ることじゃないんですけどね…ww

そして胃酸の味もあまり感じなくなってきて、酸っぱいというよりはほろ苦い味がしてきて、もう本当に辛いから今日はこれでやめとこうって吐いたときに体がぶるぶる震えて一瞬立ちくらみが起きました。僕も詳しくはないんですけど、なんかこの体の震えが胃の中の食べ物を全部吐ききれた一種の目安らしいです。(間違っていたらすみません)

 

 

その日を境に僕は「過食嘔吐」にのめり込んでいきました。

 

 

「食べ過ぎても吐けばいい…」

 

 

そんな歪んだ考えを持ち続けて気づいたら29歳、今年30歳になります。

 

 

まぁ、一時に比べたら過食嘔吐の頻度も減ってきているので(冒頭にも書きましたが昨日で18日ぶりです)楽観的に考えるのはどうかと思いますけど、自分のペースでゆっくり克服できればいいと思っています。

 

 

過食嘔吐を克服できた!!」

 

 

ではなくて、

 

 

「今日は過食嘔吐しなかったな、って日が毎日続くのを目標にこれからも生きていきます」

 

 

結構、長文かつ拙文になってしまいましたけど、ここまで読んでいただいた方ありがとうございます。

 

それではまた。